汚れた場所には災厄の神さまがやってくる
人が家に入るときは、外の塵も一緒に連れてきます。塵は家の中に入るとタンスやテレビ、床の上へ自然に落ちます。それが人の髪や皮脂とからんで綿ぼこりになり、水などによって付着し、目に見える汚れとなっていくのです。こうした汚れのあるところに、けがれを嫌う神さまはやってきません。みそぎやお清めが必要なのは、人の体だけではないのです。けがれ、よどみのある場所には、守護神の代わりに災厄の神さまがやってきます。この神さまは、住人のやる気をなくさせ貧乏にしたり、病気にさせたりします。そうしてはかりしれない災厄をもたらすことになるのです。